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ごあいさつ


近年の科学・技術の急速な発展は、まさしく驚異的であるといっても過言ではありません。しかしその一方で起こっている人文科学の衰退は、最近公表された日本学術会議の提言「日本の展望―学術からの提言2010」に明らかなように、まことに憂うべきものがあります。その結果として、他者への無関心、連帯感の喪失、人間の絆の衰退、心の空白などが、今日の日本の社会において顕在化しつつあり、倫理・道徳の退廃となっているように思います。元来、国力の充実と文化の発展とは、自然科学と人文科学との均衡の上に約束されるものであります。この意味において、人文科学方面の学術の振興と普及こそ喫緊の課題であるといえましょう。
仏教学術振興会は、仏教の学術的研究を振興する目的をもって、昭和40年に設立された財団法人です。設立直後、我が国が世界に誇るべき文化的遺産である『大正新脩大蔵経』全100巻の「索引」作成という、当時としては画期的なプロジェクトに資金面で援助し、平成4年、全45巻(50冊)の「索引」を完成させました。
その後、ITの技術が急速に発展し、『大正新脩大蔵経』のデータベース化が強く要請される時代となり、「大蔵経テキストデータベース研究会」(SAT)が設立され、この多額の資金と時間を要する大事業を開始されました。そこで本財団は、平成12年に「大蔵経データベース化支援募金会」を創設して、SATを物心両面で強力に支援をいたしました。周知のようにデータベース化事業は平成18年に無事完了し、広く世界の学界において好評裡に利用されております。
ここで当仏教学術振興会といたしましては、「大蔵経データベース化支援募金会」を解散し、新しい事業計画を策定し、寄付行為も改め、理事・評議員も交代し、平成22年4月1日から再スタート致しましたが、去る平成29年3月29日開催の理事会・評議員会において、誠に御多忙を極めながらも最優先に当財団の為にご尽瘁いただいた多田孝正理事長に代わり、小生が理事長となって、新しい理事・評議員の方々と共に、当財団法人を運営することになりました。非力な上に、財団法人の運営は極めて厳しい折でございます。なお一層のご指導とご鞭撻とご協力をお願い申し上げて挨拶といたしたいと思います。
平成29年4月1日
理事長 小峰 彌彦

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